◆ 身近なもののしくみを追求
一般的なロボット教室では、いわゆる歩行系や車型のロボットの制作や、完成品を利用したプログラミングを行うことが多いようです。しかし、私たちが製品としてものづくりをしようと思う場合、それはロボットとは限りません。
センサーで周囲の状況を読み取り、これを処理するプログラムを書いて機械を制御する流れは、実は身の回りにいくらでもあります。家から一歩出れば(家の中でも)、信号機や踏切、自動ドア、車・・・数多くの「もの」に囲まれているのです。
◆ STEMに配慮した教材
現実世界の「もの」たちはプログラムを学ぶだけで開発できるわけではありません。科学(S)技術(T)工学(E)数学(M)の能力を駆使して作られるわけです。したがいまして、ロボットプログラミング講座といえども、教材・テキストはSTEMの要素を十分に含んでいる必要があります。本講座ではテキストの内容がメカニクスやプログラミングに偏らないように配慮し、対象の「もの」に対するさまざまな知識を十分に盛り込んで指導をしていきます。
◆ アーテックブロックだからできるワンソース・マルチユース
本講座では、毎月のようにテーマが変わります。先月はライントレースで、今月はテルミンオルゴールで、来月は4足歩行というようにロボットの形も技術もガラリと変わります。こんなことができるのは、種類の少ないパーツであらゆる造形が可能なブロック(アーテックブロック)を使用しているからです。4年間で40種類以上の「もの」に変化するのに、途中途中で買い足すパーツはわずかです。
◆ 目標としている到達点
スクラッチやアルディーノIDEを使ったプログラミングができるようになることはもちろん、「課題解決」や「商品開発」を自分でゼロからやり遂げることを目標としています。ブロックの造形を含めた「やりきれる」自信を持たせることが最大の目的となります。